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2009年7月 9日 (木)

マングローブと木炭(その2)

マレーシアのマングローブと木炭生産について、ロイターの比較的新しい記事を発見しました。この記事を短く要約すると以下のようになります。

木炭からガスへのエネルギーの転換により一度は衰退したマレーシアの木炭産業が、日本の旺盛な木炭需要によって復活をとげています。木炭の価格は総生産量の60%を占めている日本の需要増によって4年前よりも約50%上昇しました。炭焼き工場のオーナーはマレーシア政府から毎年マングローブの伐採地を割り当てられます。マレーシア政府はマングローブの植林を実施していますが、アメリカの環境NGOは、収穫量の方がそれを上回っており、マングローブを伐採することには強い懸念があるとしています。炭焼き工場で働いているのは主に地元の女性たちです。「私はもう若くない。他にどんな仕事があると言うの?」と3人の子供を抱える43歳の女性が額の汗をぬぐいながら答えました。

これを読んでマレーシアのマングローブと木炭生産の問題がだいたいわかったような気がしました。マレーシア政府がマングローブを植林しているとはいえ、それを伐採することには環境に対する懸念がやはりありました。しかし、木炭産業によって大勢の人たちの雇用が守られているのも事実であり、簡単にやめて下さいという言えるような状況ではありません。かつて、熱帯の木材の輸入で日本が世界から非難を受けましたが、このままではまた同じことが繰り返されるのではないかという懸念があります。それではどうすればいいのかと言えば、林業界の取り組みが参考になるのではないかと思いました。これがどういうものなのかというと、環境への影響を最小限にとどめるためのガイドラインのようなものを策定し、それを満たしている生産者に対して認証を与えるというものです。日本の輸入業者がこの認証を取得した木炭生産者の商品しか買わないようにすれば、日本とマレーシア双方にとって利益があると考えられます。

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