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2008年10月31日 (金)

Happy Halloween

アメリカでハロウィンを過ごした日からもう2年が経過したというのに、今日もその日のことをいろいろ思い出しています。といっても、たいしたことをしていたわけではなく、次々にやって来る近所の子供にキャンディーを渡していただけのことなんですけどね。日本で過ごしている日々のことは昨年のこともあまり覚えていないのに、アメリカで過ごした日々のことはなぜこんなにも鮮明に覚えているのだろうかと不思議に思っています。日本で過ごす時間、特に仕事が忙しいときというのは、人生にとって完全に無意味な時間です。日本にいれば確かに居心地がいいのですが、いったいいつまでこんなことをしているの?と自問自答してしまうのでした。グリーンカード(DV2010)が当たったらいいなあと思ってます。

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写真-1 ハロウィン仕様のアメリカのビールです。毎日本当によく飲んでました。

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トルコ航空と派遣社員

MSN産経ニュースに「「年収110万円では生活できない」“派遣”のトルコ航空日本人乗務員が訴え」という記事が出ていました。

成田、関西からイスタンブールを結ぶトルコ航空の日本人乗務員らが31日、東京・霞が関の厚生労働省で記者会見し、「年収110万円では生活できない」と、待遇改善や直接雇用を訴えた。会見したのは派遣ユニオンに加入する日本人乗務員4人。現在、東京都内の人材派遣会社から派遣される形で乗務しているという。客室乗務員として採用され、勤務していたが、9月から「通訳」扱いとなり、乗客へ食事の提供などができなくなったという。

この夏トルコ航空に乗って、昔よりも人的なサービスが格段に悪くなったと感じていたのですが、会社がコストを切り詰めているようです。さらに、この記事ではこの日本人乗務員らがトルコ航空に対して「座席の設備やトイレが壊れやすい」という改善提案をしているそうで、これには苦笑してしまいました。トルコ航空のトイレはいつもどこかが壊れています。エコノミークラスはトイレの数が少ないので、お客さんの多いフライトでは悲惨な状態になっています。トルコ航空の成田・関西線は日本人乗客がほとんどで、外国語を話せないツアー客もたくさん乗っており、日本人乗務員なしでやっていけるような路線ではありません。仕事がいいかげんなトルコ人乗務員といっしょに必死に働いている日本人乗務員の姿が目に浮かぶようです。トルコ航空が今後も日本路線を重視するつもりならば、この「派遣」の人たちの声を真摯に受け止めるべきだと思っています。

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2008年10月30日 (木)

外こもりのススメ

「外こもり」という言葉を知らない人もいるかもしれませんが、一言でいうと、海外に引きこもることです。「海外のほほん生活 外こもりのススメ」の著者の安田誠(ペンネーム)さんは、インターネットを使った株やFXで生活費を稼ぎながら10年間もタイに滞在しています。この本の著者は日本社会のイヤな点として以下のようなことをあげています。

1. 几帳面な人が多く、細かい指摘をされる
2. 少しでも周りと違う人間は排除されがち
3. 一度レールを外れた人は、再出発が困難
4. 物事を曖昧に表現し、本音では話さない
5. 目上の者は正しいという儒教的な価値観

こんなに短い言葉で日本社会の本質を鋭く突いているのがすごいです。日本にもいいところはたくさんありますが、息苦しいと感じることも多いと思います。いつかはこの著者のような自由な生き方がしてみたかったのですが、実はこの夏タイで安田誠さんが殺害されてしまいました。日本人による犯行らしいのですが、万全とは言えない海外の治安を考えると、外こもりもバラ色ではないと実感できる事件でした。インターネットで株や外貨の取り引きをして生計を立てるというのも、今起こっているような金融危機がときどき発生するので、長期間続けるのは難しいと思っています。日本社会の底辺で生きる貧乏人はいつまでたっても自由になれないことを実感する日々です。

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写真-1 「海外のほほん生活 外こもりのススメ」です。

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2008年10月27日 (月)

ODAと官製談合

日本共産党がODAと官製談合についてすでに調査をしていたようです。「しんぶん赤旗」の記事によると、

日本政府が開発途上国に対して行う政府開発援助(ODA)をめぐっても、不自然な入札が常態化していることが本紙の調べでわかりました。平均落札率(予定価格に占める落札額の割合の平均)が99%を超える年度もあるほか、随意契約や一社のみの入札も多数行われているなど、談合が日常化している疑いが浮かび上がりました。

とされています。発注者が予定価格を漏らして見返りをもらういわゆる官製談合は犯罪なので、当事者がそう簡単に認めるわけがありません。そうはいっても、「平均落札率(予定価格に占める落札額の割合の平均)が99%を超える」が異常なのは明らかです。

バングラデシュの視察結果を自分なりにまとめておこうとあれこれ調べていたら、今日はやばいものを見つけてしまいました。ODA視察モニターは一生忘れられないよい思い出なので、こんなことは知らない方がよかったかもと思ってます。

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ODAと入札と神業と

バングラデシュの多目的サイクロンシェルターも「神業」でした。援助の最前線でがんばっている人たちとは別のところで、いろいろなことが起こっているみたいです。ODAの入札って、もしかしてこんなのばっかりなんでしょうか?

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ODAと調達と入札と

バングラデシュで見学したコックスバザールの気象レーダーの案件ですが、入札のドキュメントをインターネットで見つけて驚いています。入札予定価格「710,811,000円」に対して、応札したのは「三菱商事・清水建設の共同企業体」のみ。応札額は1回目が731,900,000円、2回目が720,000,000円です。2回目の応札額の入札予定価格に対する誤差は1.3%しかありません。結局、入札予定価格の端数を落として随意契約になってますが、こんなに高い精度で入札予定価格が予測できるなんて神業ですね。

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イランの文化

イランという国は豊富な天然資源に恵まれポテンシャルは高いのですが、アフマディネジャド大統領を見るまでもなく、国のガバナンスが極めて悪く、海外から資本も集まらず、人材は海外に流出しているがゆえに落ちぶれています。しかし、イランへ行くたびにすごいと感動させられるものが少なくとも3つあります。それは人、料理、文化です。人がすごいというのは、イラン人が他人のためにお金や時間を惜しまず注ぎ込むことです。人間とはそこまで優しくなれるものなのかという驚きをいつも感じています。イラン料理がおいしいというのは、このブログでもさんざん書いている通りで、お米までおいしいです。日本に来た外国人はたいてい日本の食べ物はおいしいとお世辞でも言ってくれるものですが、これまでそう言ってくれなかったのはイラン人とタイ人だけでした。イラン人が味に対して極めて保守的ということもありますが、それだけイラン料理がおいしいということでもあると思っています(タイ料理もおいしいですよね)。文化というのは、歴史のある国ならどこにでも固有のものがあり、ペルシア文化も御多分にもれずすごいものです。ただ、イスラム革命後のイランの文化的進化、特にデザインとしての文化の開花は著しく停滞しているように思われます。下の写真はテヘランのアーブギーネ博物館(ガラス・陶器博物館)です。このようなモダンなデザインは、現在のイランではなかなかお目にかかれません。

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写真-1 テヘランのアーブギーネ博物館です。

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写真-2 アーブギーネ博物館の美しい階段です。

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写真-3 展示室の風景(その1)

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写真-4 展示室の風景(その2)

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2008年10月24日 (金)

インドネシアとガバナンス

長い間ご無沙汰しているインドネシアのことがなつかしいなあと思っています。2008年は日本とインドネシアの国交樹立50周年なのだそうで、様々な記念行事も催されているようです。今日の日経新聞にもインドネシアの特集記事が出ていたので興味深く読みました。

ユドヨノ大統領は汚職・不正撲滅を最大の政治課題に掲げているが、ほとんど改善されていない。むしろスハルト政権崩壊後は「汚職が民主化された」と言われるほどで、税務署や税関、警察などの大半の公的機関は汚職の巣窟になったと言われる。

インドネシアの役人や警察の汚職・賄賂といったものは、スハルト時代にもいくらでもありましたが、この記事によるとさらにひどくなっているようです。この記事の「汚職の民主化」というのがよくわからなかったのですが、汚職が罪に問われなくなり表で堂々と行われるようになったということかなと思いました。開発途上国を発展させるには良好なガバナンスが不可欠であるとされていますが、発展できない国に共通しているのはインドネシアのようにガバナンスに問題があるということです。

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2008年10月23日 (木)

人気都市ランキング

CNN.co.jpに「NYより魅力ある観光都市は? 米旅行誌ランキング」という記事が出ていました。

米大手旅行情報誌「コンデナスト・トラベラー」の読者が選ぶ人気都市ランキングで、ニューヨークが全米2位の座からすべり落ちた。アジアではバンコクが首位に立ち、日本も健闘した。同誌は毎年読者投票で米国と世界各地の人気観光地やホテルを選んでおり、今年は3万2633人が投票に参加。米国の人気都市ランキングではサンフランシスコが16年連続で首位をキープした。ニューヨークは3位に転落、代わって2位に浮上したのはサウスカロライナ州チャールストンだった。

チャールストン...ありえません。しかし、アメリカ人のノスタルジーを掻き立てる街であることは間違いないです。日本人観光客におもしろいところだとは思えないので、観光に行くのはやめておいた方がいいです。サンフランシスコも個人的には思い出いっぱいの街なのですが、遊びに行くならNYの方が断然おもしろいと思います。とはいえ、サンフランシスコを含めたベイエリアとか北カリフォルニアというスケールで観光するなら悪いところではないでしょう。アメリカはどこもかしこもなつかし過ぎます。

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写真-1 サンフランシスコ(第一位)のコイトタワー(山の上)です。

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写真-2 チャールストン(第二位)のセント・マイケル監督派教会です。

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写真-3 ニューヨーク(第三位)のロックフェラーセンターです。

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2008年10月22日 (水)

時代祭

京都の三大祭りの一つである時代祭を見てきました。時代祭というのは京都新聞のサイトによると以下のようなものです。

明治維新から平安時代まで、時代を彩った人物たちに扮した一行が都大路を練り歩く。2007年からは、室町時代列が新たに加わり、計8つの時代を再現する。行列は20列で、約2000人、70頭を超える牛馬などで構成され、全長は約2キロにも及ぶ。衣装や調度品、祭具は、京都の工匠や染色の識者が考証や研究を重ね、現代によみがえらせた。

このお祭りの感想としては、いくら何でも行列が長すぎると思いました。途中でだんだん飽きてきて、最後の方は行列も観客もだれた雰囲気になってきます。今日は小雨の降る天気だったので、長時間見ているのもつらかったです。この後、鞍馬の火祭りにも行こうと思ってましたが、雨が強くなってきたのでやめておくことにしました。

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写真-1 かっぽかっぽと歩いている馬です。

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写真-2 大原女です。

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写真-3 牛車がやってきて大喜びでした。牛車は楽しいと思いました。

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写真-4 一頭の牛が動かなくなってしまいました。

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写真-5 なだめすかされて、なんとかまた動き始めました。

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2008年10月21日 (火)

円借款を考える

NIKKEI NETに「インドに円借款4500億円 単一事業で最大、貨物鉄道を建設」という記事が出ていました。

政府はインドの首都ニューデリーと商業都市ムンバイを結ぶ貨物専用鉄道の建設計画に、約4500億円の円借款を供与する方針を固めた。日本がこれまで供与してきた円借款で、単一事業への支援としては過去最大。22日に開く麻生太郎首相とインドのシン首相との首脳会談で合意する見通しだ。鉄道インフラを整備することで、人口11億人を抱える大市場への日本企業の進出を後押しする狙いがある。

欧米からは日本のODAの円借款の割合が高いことに対して、発展途上国を借金漬けにするといった批判があるようですが、円借款は必ずしも悪い仕組みではありません。円借款は将来の返済が義務づけられた資金であるため、もらえるものはもらってしまえというモラルハザードが働きにくく、発展途上国の自助努力を促すという点で優れています。円借款を使えば供与できる金額を大きくできるため、鉄道のようなインフラ整備には好都合な援助だと言えます。円借款には資金が循環するというメリットもあります。日本が過去に貸した資金が戻ってくれば、それをまた発展途上国に貸し付けることもできます。その一方で、将来の返済が見込めないような国に多額の融資をするわけにもいかないので、円借款は厳しい貧困に苦しむ人々を直接助けることにはなりません。

円借款は援助額を増やしやすいという点で、ODA増額の圧力がかかっている日本政府にとっても都合のいいものです。ODAには「資金協力については、その供与条件が発展途上国にとって重い負担にならないよう、グラント・エレメント(GE)が25%以上であること」という基準がありますが、EXCELの計算式に数字を入れてみたら、返済期間が30年とか40年で、年利2%といった条件だと余裕でGEの基準を満たすことができます。その代わり、ODA実績が支出純額(支出総額-回収額)で評価されるため、新たな融資先を見つけなければ日本のODA実績は下がってしまうということです。インドに対してはデリーの地下鉄建設でも多額の円借款を供与しており、またインドかという感じですが、金利負担のある大型の円借款を受け入れてくれる国は今やそんなに存在しないのかもしれません。

このインドの貨物専用鉄道の建設計画ですが、デリーとムンバイというのは東京と大阪のようなインドの幹線なのに鉄道の輸送力が低いことが日本企業の進出にとって足かせになっていると言われており、この案件に円借款を供与する意義は大きいのだろうと思ってます。それでも、非現実的ということを承知であえて言うならば、インドに対して日本がODAを供与すること自体に反対です。なぜなら、インドはパキスタンとともに南アジアの核保有国であるからです。日本は世界で唯一の被爆国なのだから、そのような国には一切の援助はしないくらいの強いメッセージを出すべきだと思っています。

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写真-1 インドでは鉄道は撮影禁止なので大事を取って写真は撮りませんでした。これはデリーの鉄道博物館で撮った模型です。

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2008年10月20日 (月)

障害者と自爆テロ

イラクやアフガニスタンで考える力が十分でない知的障害者に自爆テロをやらせているというニュースを聞いて、イスラム過激派もアメリカと同等に悪い奴らだと思っていました。今度は毎日jpに「タリバン:自爆「6割が身体障害者」 カブール大准教授」という記事が出ていました。

タリバンは「米軍の空爆による犠牲者の遺族が、(志願して)自爆している」と主張している。准教授は「手足などを失い失業して貧困に陥った障害者が、家族の生活を保障するなどと口約束されて、自爆している可能性がある」と指摘する。

どちらの言い分が正しいのかわかりませんが、真実は両者の中間くらいにあることが多いです。「米軍の空爆によって手足などを失い失業して貧困に陥った障害者が、(家族の生活を保障するなどと口約束されて)自爆している」という可能性もあるでしょう。

アフガニスタンの戦況は泥沼です。毎日jpには「米国:日本などに1兆7300億円要求 アフガン軍増強で」という記事もありましたが、払う必要はないと思います。このお金で雇った兵士、買った武器で誰かが命を落とすだけのことです。

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DV-2010に応募した

日本という国は性格的に向いていないようなので、今年から毎年アメリカの移民ビザに応募するつもりです。アメリカには抽選で移民ビザが当たるDiversity Visa Lotteryというプログラムがあるのです。宝くじで高額当選する確率のようですが、応募しなければ当たることはありません。もし当たったら日本の生活も仕事もリセットして、新天地で生きていきたいと思っています。DV-2010の応募はこちらの説明(日本語版あり)を読んでから、こちらから行います。デジカメで自分自身の顔写真を撮っておいて、PHOTOSHOPとかで600×600ピクセルのJPEG画像を用意しておけば5分もかからず応募は完了です。来年3月にはデービスに行ったときにもらったJ1ビザの「2-Year Rule」も適用期間も終了するはずなので、またアメリカに留学するのもいいなあと思ってます。アメリカのねこと遊びたいです。

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2008年10月19日 (日)

韓国の博物館

韓国という国はいろいろなことが日本に似ているけれども、両国の経済発展の度合いが違うため、日本に比べると遅れていると思わせるものがたくさんあります。しかし、韓国でどこへ行ってもすごいと感じているのが博物館です。博物館と言えばやはり欧米のものが世界のトップレベルですが、韓国の博物館はそのようなレベルに到達しようとしているに感じられます。ただ、韓国の場合は文化財の展示物そのものがいまいちなのが残念です。台湾の故宮博物院クラスの展示物があれば、世界一になれる可能性もあると思うのですが、こればかりは歴史の違いなので仕方がありません。それでも、韓国の博物館には展示物の見せ方などの面で学ぶべきことがとても多いと思っています。今年の8月にソウルで国立中央博物館に行ってきました。日本で見逃していた「ペルシャ文明展-煌めく7000年の至宝-」という特別展をやっていて、思いがけずみることができたのもよかったです。

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写真-1 戦艦大和のように巨大な国立中央博物館です。

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写真-2 博物館内の風景です。

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写真-3 韓国の文化財はいまいちだと思ってます。ベトナムのコーナーにあった水上人形劇の人形です。

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写真-4 「ペルシャ文明展-煌めく7000年の至宝-」です。日本で公開後に韓国に来ているとは知りませんでした。

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写真-5 「ペルシャ文明展-煌めく7000年の至宝-」の図録です。韓国で買うと韓国語なので、日本で入手しました。

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DKU-5でアンロック

702NK、702NKII、NM850iGは、NOKIAのDKU-5というケーブルを使ってSIMロックが解除できるのですが、これまで3種類のDKU-5で試したのに一度も成功しませんでした。Googleで調べていると、どうもDKU-5の種類によってできるものとできないものがあるようです。そもそも、NOKIAのDKU-5に種類がたくさんあること自体おかしいのですが、中国製のまがいものが東南アジアを中心に世界中で流通していて、今となってはどれが本物なのかわからないような状況です。そこでとにかく、アンロック可能と明記されたケーブルを買って、先人の情報を頼りに再挑戦したらあっさりアンロックできてしまいました。NM850iGがソフトバンクのネットワークで使えているので、たぶん海外のSIMでも使えるでしょう。結論としては、アンロックができるケーブル(ドライバ)はかなり限られているように思われます。アンロックがうまくいかない人はケーブル(ドライバ)を変えるしかないようです。

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写真-1 アンロックができたDKU-5とNM850iGです。

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写真-2 NM850iGがソフトバンクのネットワークで使えるようになりました。

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ODAの本

最近集中して読んだ本が二人の学者が書いている「ODA援助の現実」(岩波新書、鷲見一夫著)と「ODAの正しい見方」(ちくま新書、草野厚著)です。内容的には、前者はODAを批判的に書き、後者はODAを肯定的に書いたものだと言えるでしょう。それは、これらの本が書かれた時代にも起因していると思います。初版が出たのは前者が1989年で、後者が1997年とかなりのタイムラグがあります。

前者は20年近く前の本なので、現在のODAの現実とはかなり乖離があると思うのですが、この本の内容は今もなお色あせていないと思いました。実際、2006年4月に第30刷というすごい本です。もしかすると、外務省とか国の援助関係の人の中にはこの本を目の敵にしている人もいるかもしれませんが、このような批判があってこそ今のODAがあるのだと思います。そういう意味では世の中のODA批判にはむしろ感謝した方がいいはずです。

後者の本はいろいろなデータを集めてきて、中立の立場から冷静にODAを解説しようとしているように見えるのですが、完全にODA賛美のスタンスでした。この著者に欠けているのは批判的精神とデータの向こうにある現場から考える力だと思います。とはいえ、ODAの基本を理解するにはとてもわかりやすい本でよかったです。この本の42ページに「ガリオア基金=Government Appropriation for Relief Occupied Area Fund」と書かれているのですが、これは英文法的に変ですよね。どういうつながりか5分くらい考えてわからなかったので、調べてみたらこの英語が間違ってました。こういうのをいつまでも放置するのはよくないです。

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写真-1 最近読んだODAの本です。

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2008年10月16日 (木)

ベンガル料理

バングラデシュの料理はベンガル料理というらしいのですが、いつも高級なレストランで食べていたので、ふつうのバングラデシュ人が食べているものがどういうものなのか、結局わかりませんでした。なぜ高級レストランなのかといえば、集団食中毒でも発生しようものなら、ODA民間モニターのツアーは続行不能になってしまうため、大使館の人がものすごく気を使っていたからだと思っています。それほど、この国の衛生状態は悪いみたいです。バングラデシュ人の庶民の食べ物も食べてみたかったという思いはありますが、一度もお腹を壊さずに帰って来られたのは本当によかったです。初日の夕食はベンガル料理の高級レストランだったのですが、これはとてもおいしくてもっと食べたかったなあと未だに思っています。

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写真-1 ダッカ市内のベンガル料理のレストラン。

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写真-2 とても雰囲気のいいところでした。

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写真-3 ベンガル料理はものすごくおいしいです。

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写真-4 バングラデシュではアルコールは売っていないらしいのですが、大使館などの外国人は入手できるようになっているそうです。毎晩ビールとワインにありつくことができてよかったです。とてもハードなツアーだったのですが、これが明日への活力になりました。

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プレアビヒア遺跡

YOMIURI ONLINEに「タイ・カンボジアが国境で交戦、30mの距離でにらみ合う」という記事が出ていました。

タイ・カンボジア両国軍は15日午後2時半(日本時間同4時半)過ぎ、両国間で領有権紛争が再燃している国境地帯のヒンズー教寺院「プレアビヒア」遺跡周辺で交戦し、カンボジア政府によると、同国軍兵士2人が死亡した。

さらに、この記事によれば、

両国軍による交戦は3日の銃撃戦以来。タイ外務省は、カンボジアにいるタイ人約1500人に避難勧告を出した。

とのことなのでただ事ではないかもしれません。たぶん、両国民ともさほど気にはしていないと思いますが、ナショナリズムというものは何かの拍子に燃え上がることもあるので注意は必要です。

さて、この夏に世界遺産に登録されたプレアビヒア遺跡(タイ語名はカオプラウィハーン遺跡)はタイとカンボジアが領有権を争っていたのですが、遺跡自体はカンボジア領ということで一応決着がついています。ここはどうみてもクメール遺跡なので、カンボジア領で妥当だと思われます。この遺跡の問題は、山の上にあってカンボジア側が断崖絶壁のため、タイ側からしかアクセスができないことでしょう。(といっても、遺跡の中ではカンボジア人がお土産物を売っているし、カンボジア側から来たというファランの観光客もいたので、カンボジアからもアクセスできるはずです。)この遺跡の周辺には地雷がたくさん埋まっているのですが、観光客の歩くところはフランスによって撤去されています。この遺跡はアンコールワットに比べると修復もあまり進んでいないのですが、そこがまたなんともいい感じです。タイ側から行くにも車のチャーターが必要で、アクセスは決していいとは言えませんが、アンコールワットのようなクメール遺跡が好きな方には絶対にお勧めです。

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写真-1 タイとカンボジアの国境。パスポートがなくても通れます。

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写真-2 遺跡の入り口は長大な階段になっています。

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写真-3 美しいレリーフが刻まれた第二門です。

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写真-4 沐浴場です。

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写真-5 遺跡の突き当たりは断崖絶壁で、カンボジアの平原が見渡せます。

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2008年10月15日 (水)

iPhoneにptsEijiro

とりあえず買ってはみたものの、全然使っていないiPhoneに「英辞郎」をインストールしてみました。ptsEijiroというものでiTunesを使って購入するシステムになっています。実際に使ってみたのですが、iPhoneにはハードウェアキーボードがないので、入力がだるいということ以外はよかったと思います。昔アメリカにいてわかったことは、日本の紙の英和辞典にのっていない(ときには「英辞郎」にものっていない)言葉や意味がたくさん存在しているということでした。そういった現代英語を「英辞郎」はどんどん追加していることで、これだけ支持を集めているのでしょう。紙の英和辞典を使う時代はもう終わったと思っています。今流行りの電子辞書も、紙の英和辞典を電子化しただけのものなら、もういらないです。「英辞郎」を持ってアメリカの街を歩くのはとても楽しいのですが、今抱えている問題はNOKIAの携帯電話にはインストールできないことです。巨大な辞書を分割すれば使えるという情報もあるので、いつかチャレンジしたいと思ってます。

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写真-1 ptsEijiroで検索してみたところです。

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写真-2 iPhoneを横向きにすると向きが変わります。

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2008年10月14日 (火)

日本のODAは世界第5位ですが

日本のODA予算は着々と減らされており、2007年にはアメリカ(217.5億ドル)、ドイツ(122.7億ドル)、フランス(99.4億ドル)、イギリス(99.2億ドル)に続く世界第5位に転落したと大騒ぎになりました。日本はかつて世界一だったのですから、この凋落ぶりは確かにただ事ではないかもしれません。しかし、この場合のODAの実績が支出純額(支出総額-回収額)で比較されているため、日本のODA実績は見かけ上低くなっています。支出総額では、日本はアメリカ、ドイツに次ぐ第3位で、ドイツとの差もほとんどありません。

さらに、援助総額がドルベースで比較されている以上、為替レートの影響を強く受けていることは明らかだと思っています。2007年はユーロやポンドといった欧州通貨がドルに対してたいへん強い年でした。2008年は欧州通貨がドルに対して急落し、ドルに対して円高になっていることもあり、日本の順位が思いがけず上がる可能性もあるでしょう。「ODAの正しい見方」(ちくま新書、草野厚著)という本は日本のODA実績が世界一を更新し続けていた1997年に発行されていますが、その当時すでに以下のようなことが書かれています。

94年の日本のODAは、支出は円ベースでは前年比8.1%増であったが、ドル・ベースでは17.6%増となる。また94年と10年前の1985年とを比較すると、円ベースでは17.6%増となる。また94年と10年前の1985年を比較すると、円ベースでは32%増であるのに対し、ドル・ベースでは約207%増になる。(中略)これだけ為替レートの変動の影響を受けるということは、円安に振れた場合に、日本のODA実績は急減する可能性を秘めているということでもある。

もう一つ指摘しておきたいのは、援助総額というのは国際協力を評価する一つの基準に過ぎないということです。もちろん、総額というのは政治的にはとても大きな意味があるはずですが、そんなのは本質的にはあまり重要ではありません。例えば、発展途上国に大金を与えたとしても、それが被援助国の支配層や富裕層の間で分配されるだけならば、貧困層の生活改善にはたいした意味はないと言えるでしょう。国際協力の質を評価するためには、各国の援助資金がプロジェクトを通じて最終的にどれだけ被援助国の貧困層に配分されたかという指標が必要になると思っています。

さらにもう一つ言っておきたいのは、ODA予算を増額せよと主張している人たちはたいてい、日本を代表する新聞社の記者とか私立大学の有名教授とか海外赴任で多大な手当てをもらっている国家公務員や援助機関の人たちで、少しも生活には困っていない日本の富裕層に属しているということです。こういう人たちは、日本の国益とか外交の基盤とかグローバルなパートナーシップなどといった大きなことを考えている一方で、日本の貧困層の暮らしがどういうものなのか、実感としてわかっていないと思います。ちょっと外に出れば、深夜の99円ショップで半額になった食べ物だけを買い込んで、車の運転席で食べているタクシー運転手もいるのです。ODA予算の順位がちょっと下がったくらいで「さあたいへん」と慌てることはなく、日本の落ちぶれた国力に見合ったお金を出していればいいことだと思っています。

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communicationとtransportation

バングラデシュでは、JBIC(国際協力銀行)の人が案件の説明をものすごく熱心にしてくれて感動していたのですが、その中で「この国ではcommunicationがtransportationの意味で使われるんですよね」とちらっと言ったのが強く心に残っています。実はcommunicationがtransportationの意味で使われているのをバングラデシュ以外の国でも何度か経験していて、そのたびに疑問に思っていたからです。英英辞典でもきちんと区別されているcommunicationとtransportationですが、これらは本質的に同義と断言している人もおり、たぶんそうなんだろうと思ってます。こちらにもおもしろい記事があったので、ご興味のある方は読んでみて下さい。ちなみに、中国にたくさんある交通銀行は「Bank of Communications」という英訳になっています。

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2008年10月13日 (月)

イギリス連邦とバングラデシュ

バングラデシュの公用語はベンガル語ですが、現地では英語がかなり通じるようでした。バングラデシュでは英字紙もたくさん発行されていましたが、どうやら高等教育を受けた人たちの多くは英語を話せるようです。アジアにはバングラデシュのように比較的英語が通じる国が多いと思いますが、それはなぜなのでしょうか?それらの国に共通するのはイギリス連邦(The Commonwealth)に属しているということです。イギリス連邦(英連邦)とは、イギリスとその植民地であった独立の主権国家から構成される国家連合のことで、世界でなんと53もの国が加盟しています。それだけ、イギリスがかつて強大な国だったということですね。アジアでは、インド、マレーシア、シンガポール、パキスタン、スリランカ、モルディブ、ブルネイ、そしてバングラデシュがイギリス連邦に加盟しています。イギリス連邦の国では、英語が公用語かそれに準ずる言語として使用されている、日本人には馴染みのないクリケットが盛んといった特徴があります。そういうわけで、バングラデシュでも英語が話され、クリケットも盛んであるようです。

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寂光院に行ってみた

この前タイのおともだちとまだ行ったことのなかった寂光院に行ってみたのですが、ほとんど見るものもないつまらないところでした。寂光院では何年か前に放火で本堂が焼失してしまったそうで、いちばんの見所が再建されたぴかぴかの本堂なのです。京都のお寺というのは古いからよいのであって、新しいものだと全然ありがたみが感じられません。こんな寂光院の拝観志納金という名の入場料は大人600円なのですが、金閣寺が400円ということを考えてもあまりに高いです。値下げが必要だと思います。京都の大原では三千院と寂光院に行くのが定番のコースですが、寂光院には行かなくてもいいのではないかと思いました。

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写真-1 寂光院の入り口です。

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写真-2 放火の後に再建された本堂です。

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写真-3 池の鯉です。これがいちばんの見所かも。

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2008年10月12日 (日)

アシャン・モンディール

バングラデシュにまた行きたいなあとなんとなく思っています。というのも、とても過保護なツアーでODAの案件を見ただけだったので、バングラデシュという国のリアルな姿が見えにくかったと思うからです。バングラデシュ人がとてもよかったというのも、この国に再び行ってみたいという気にさせる理由です。ただ、衛生状態についてはものすごく悪そうだったので、一人で行って病気にならないだろうかという危惧はおおいにあります。写真-1はダッカのアシャン・モンディール(ピンク・パレス)です。この旅行で唯一連れて行ってもらった観光地がここでした。宮殿の中を見学中に停電になりました。ねこはいませんでした。バングラデシュには世界遺産もあるらしく、もっといろいろ見たかったのですが、そういう趣旨のツアーではなかったので仕方がないですね。

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写真-1 ダッカのアシャン・モンディール(ピンク・パレス)です。

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アイスランドが破綻?

今回の金融危機で破綻寸前の先進国があります。その名も「アイスランド」です。アイスランドは人口が約30万人の小国ですが、金融立国として知られる同国の銀行は身の丈以上に肥大化していました。ところが、このたびの金融危機で資金が調達できなくなり、資金繰りに窮した同国の銀行はすべて国有化されることが決定しました。これにともなってアイスランド・クローナ(ISK)はさらなる暴落、急遽ISKをユーロにペッグさせようとしましたがあえなく失敗に終わりました。アイスランドは現在ロシアに緊急融資を求めていますが、まだよい返事はもらっていないようです。

asahi.comには「金融危機で冷戦状態に 英がアイスランド銀行の資産凍結」という記事が出ていました。

米国発の金融危機で苦しむ英国とアイスランドの関係が急速に冷え込んでいる。アイスランド政府が、経営破綻(はたん)した同国の銀行に預けていた英国人や団体の預金を補償できないと表明したことに、英国側が反発。反テロ法を持ち出して、英国内にあるアイスランドの銀行の資産を凍結に踏み切る対抗手段に訴えた。

アイスランドをテロ国家に仕立て上げ、英国内にあるアイスランドの銀行資産を凍結するということですが、これでは法も何もあったものではありません。これは国家と国家の間の戦争だと思います。

Yahoo!ニュースには「金融危機のアイスランド、ネット競売に「出品」」という記事が出ていました。

これまでに匿名の26人が同オークションに参加し、84回の入札が行われた。入札者からは「火山・地震保険は付いてくるか」、「支払いは代金引換でいいか」などの質問が寄せられている。

もちろんこれは冗談なんでしょうけど、この記事によればすでに17億円の値段がついているそうです。もしかすると、ロシアも入札しているかもしれないですね。

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「水産無償」の謎(その2)

「水産無償」という無償資金協力は、IWCの票買いとして機能しているという記事を少し前に書きましたが、この謎の「水産無償」の存在について、「ODAの正しい見方」(ちくま新書、草野厚著)という本に解説がありました。

途上国の水産振興を目的に、漁港施設、水産研究施設、漁船、漁具、漁業訓練施設などを供与するタイプの協力である。日本が200海里時代を迎えて、漁業権を確保するための見返り援助ではないかとの指摘もある(これも考え方によっては、日本の国益を確保する手段として機能しているともいえる)。日本の援助の歴史が賠償に始まり複雑な経緯をたどってきたことは、援助体制にも影響を与えている。その一つがこの水産無償の別立てである。なぜか農林水産省、とりわけ水産庁や漁業関係の利益団体の意向が案件選定に強く反映し、外務省の影響力は弱い。国内業者の利益代表として国会議員が動くことも少なくない。ODAの世界では族議員の姿が見えないと述べたが、水産無償は唯一の例外である。

日本のODAは外務省よりもむしろ、水産庁のような外部の官庁が所管するものに族議員や業界団体の利権確保、天下りといった大きな問題があるようです。こういうのを放置していると日本のODA全体の信用が損なわれると危惧しています。

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2008年10月11日 (土)

夜の京都タワー

京都駅に所用で行ったついでに、京都タワーの写真を撮ってきました。このタワーが建設された時には、京都ホテルや京都駅の場合と同じく、景観論争が巻き起こったのだそうです。今でこそエッフェル塔はパリのシンボルですが、建設時にはパリには似つかわしくないという反対意見も強かったらしく、京都タワーもいつかはエッフェル塔のようになれるはずと期待されていたのだとか。さて、京都タワーは京都のシンボルになることができたのでしょうか?

Kyototowernight1
写真-1 夜の京都タワー(その1)

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写真-2 夜の京都タワー(その2)

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2008年10月10日 (金)

京都タワーと双眼鏡

この前タイのおともだちを連れて久しぶりに京都タワーに上りました。ここは1980年代頃から時間が止まっているような、とても不思議な空間です。ここでちょっと楽しいのは、タワーにありがちな巨大な双眼鏡が無料で使えることです。有料だとたいてい使わないのですが、無料なのでのぞいてみました。この双眼鏡はでかいだけのことはあって、はるか遠くの狐坂を走っている車一台一台が確認できるほど高性能です。高いビルに住んでいる人は窓を開けっ放しにしない方がいいかもしれません。

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写真-1 京都タワーの展望台と双眼鏡です。

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写真-2 昭和の香りが漂う記念メダルの自販機です。

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2008年10月 9日 (木)

イランの壷料理

イラン料理はものすごくおいしいので、イランに行くたびに体重が増えて困っています。そんなイランにアーブ・グーシュトという不思議なイラン料理があります。この料理を注文すると熱々の壷が出てきます。壷の中には羊の肉と野菜などを煮込んだシチューのようなものが入っています。とてもおいしそうなので、早速「いただきま~す」と食べようとすると、思いっきり制止されてしまいます。アーブ・グーシュトの食べ方は、まず壷の中のスープを別のお椀に移し、その後残った具を金属の棒でぐちゃぐちゃにつぶします。それをナーンにくるんで食べるというのが正しい食べ方なのです。しかし、食べ物をぐちゃぐちゃにつぶす行為が気持ち悪くて食欲を削いでしまうし、こんな食べ方をするよりもそのまま食べた方が絶対においしいのにといつも思っています。

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写真-1 テヘラン北部のダーバンドで食べたアーブ・グーシュトです。

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写真-2 ふたを開けるとおいしそうなにおいが立ちこめます。

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写真-3 スープは別の皿に移してしまいます。

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写真-4 スープを取り出して壷に残った具です。

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写真-5 これが具をつぶす道具です。

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写真-6 こんな風につぶしたのをナーンにくるんで食べます。本当はもっと徹底的につぶすのですが、さすがに嫌になって途中でやめました。

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2008年10月 8日 (水)

Milad Towerが完成

テヘランのMilad Towerが突然完成したらしいです。このタワーがいつ完成するのかたくさんのテヘラン市民に尋ねましたが、今年8月の時点では誰一人知りませんでした。Yahoo!ニュースに「世界4位のタワー完成=イラン」という写真付きの記事が出ていて驚きました。

テヘランで建設中だったミーラード・タワーが12年間に及ぶ工事を終え、7日完成した。高さ435メートルで、電波・通信塔としてカナダ・トロント、モスクワ、上海に次ぐ世界4番目に。商業・娯楽センターになる。

Milad Towerの周辺は確かに商業・娯楽センターになる予定ということでしたが、今年8月の時点では周辺には何もありませんでした。ここが本当に商業・娯楽センターになるのは、あと10年くらい後ではないかと思います。

Miladtower
写真-1 Milad Towerです。商業・娯楽センターはどこにあるのでしょう?

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ODAで天下り

YOMIURI ONLINEに「ODA委託先の公益法人など56団体、5省から480人天下り」という記事が出ていました。

厚生労働省など5省が行う政府開発援助(ODA)に関し、事業を委託する公益法人など56団体に、5省から計480人が天下りしていることが、会計検査院の調べでわかった。8日、検査結果を国会に報告した。契約の9割が随意契約で、検査院は「透明性を高めるため、競争契約や公募を行うべき」としている。今回、調査対象になったのは、厚労のほか、文部科学、農林水産、経済産業、国土交通の各省がODA関連で支出した計約300億円。契約先となる団体のうち、天下りが最も多かったのは「国際研修協力機構」の55人。「中央労働災害防止協会」46人、「日本森林技術協会」36人、「国際建設技術協会」21人――と続いた。

ODAとは日本国民から発展途上国への善意の支援である一方で、中央官庁の利権のかたまりという負の側面を持っています。この記事にある随意契約がどのようなものなのかというと、例えば、ある事業を国が1億3千万円で外部に発注するとします。どこに発注するかは担当者の胸三寸で、「じゃあ、今回もおたくに頼みますわ」みたいな感じです。この事業は3千万円もあれば十分なのですが、そんなことはお構いなしに1億3千万円で発注されます。それでは残りの1億円はどうなるのかというと、受注した団体にピンハネされるのです。その団体には国家公務員がたくさん天下っていて、理事長とか専務といった職に就いています。そういう人たちは名誉職と書かれた椅子におとなしく座っていれば、毎月の給与と莫大な退職金がもらえてしまう仕組みになっています。このお金を負担しているのは他でもない日本国民なのです。日本のODA予算を増額し、消費税の税率アップで国民に負担を求める前に、公務員の天下りという諸悪の根源を取り除くことが必要です。

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外国人に珍しい電灯

ひもを引っ張ってスイッチを入れたり切ったりする電灯は日本ではありがちですが、この前タイから来ていたおともだちがこれを見て感動していました。こんなのは日本映画の中でしか見たことがなかったのだそうです。イラン人もこういうのはイランにはないと言っていました。いくらなんでも中国や韓国にはあるのではないかという気もするのですが、これまで気を付けてなかったので全然覚えていません。この課題はおもしろいので、今後ともリサーチしたいと思っています。

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写真-1 こんなものが珍しいとは...。

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2008年10月 7日 (火)

青年海外協力隊、不人気の理由とは?

YOMIURI ONLINEに「海外協力隊員 集まらない」(2008年7月4日)という記事がありました。

独立行政法人「国際協力機構」(JICA、東京)が行う「青年海外協力隊」の応募者が減り、活動に必要な人材確保が難しくなっている。今春の応募者はピーク時の3割。長期の国際ボランティアが若者に不人気な理由とは――。

この記事によると、「派遣期間の長さ」「若者の安定志向」「広報予算の削減」といったことが不人気の原因と指摘されていますが、青年海外協力隊という制度そのものに魅力がないと思います。青年海外協力隊で派遣されると、ボランティアという名目で病気の危険もある厳しい環境で2年間働かなければなりません。若さと情熱を持って派遣されても、自分の持つ技術と現地のニーズとのミスマッチで苦しんでいる人もいます。若さと情熱が人一倍あったばかりに、技術がないのに派遣されてしまい、現地で何をやっていいのかわからないという人もいます。最大の問題は、無事に任期を終えて日本に帰国しても仕事があるのかわからないということです。JICAの職員が高給をもらって赴任している横でタダ同然で働いて、その挙げ句に使い捨てにされる仕事に応募したいと考える人は少なくて当たり前です。青年海外協力隊の活動を否定するものではありませんが、「民間(NGO)にできることは民間(NGO)に」と考える時期に来ていると思います。

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ODA予算を増額と言いますが

YOMIURI ONLINEに「新JICA 戦略的ODAに知恵を絞れ」という社説が出ていました。

財政難を理由に、日本のODA予算は、過去10年間で4割も削減されてきた。日本はかつて、ODA実績で世界1位だったのに、昨年は5位に転落した。ODAは、日本の外交基盤を強化する有力な手段だ。日本の発言力が低下しないよう、戦略的に活用しなければならない。新JICAを機能させるためにも、ODA予算増額への転換が急務だ。

読売新聞に限らず、日本の大新聞はODA予算を増額せよとのスタンスです。しかし、日本の庶民の暮らしは年々苦しくなるばかりで、これ以上の増税にはとてもではないですが耐えられません。その一方で、日本には財政赤字、医療崩壊、年金問題、高齢化社会などお金の必要な深刻な問題が山積みです。日本の発言力が低下しないようと言いますが、アメリカに追従しているだけなら発言力などそもそも必要ないのです。日本の衰退した国力を考えれば、ODA予算は現状で精一杯であり、これ以上増やす必要も増やす余力もないと思います。

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音声案内は有料

日本では携帯電話の通話先が圏外だったりすると音声案内が流れますが、このとき音声案内を聞いても通話料金はかかりません。ところが、海外では通話先が圏外という音声案内を聞くだけで通話料金がかかるのが当たり前なのだそうです。ソフトバンクから来た請求が思っていたよりも高かったので、お客さまセンターに尋ねてみたらそのように言われました。これまで海外でさんざん携帯電話を使っていましたが、こんな基本的なことを今の今まで知りませんでした。ちなみに、NTTドコモにも尋ねたところ、海外の事業者によって事情が違っていて、事業者ごとの課金の有無はわからないのだそうです。ソフトバンクもそんな感じなのかもしれません。海外のローミングは落とし穴が多いです。

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2008年10月 4日 (土)

アリコジャパンも売却へ

NIKKEI NETに「米AIG、アリコなど生保3子会社売却へ 損保事業に集中」という記事が出ていました。

米保険最大手アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)の日本法人は3日、AIGエジソン生命保険とAIGスター生命保険に加え、アリコジャパンの生保3社を売却すると発表した。売却額は計1兆円を超えるとみられる。

AIGはAIGエジソン生命とAIGスター生命のみならず、アリコジャパンも売却することになりました。毎年更新の自動車保険なら外資系でもいいと思いますが、外資系の生保とは何十年という長いお付き合いはできないという思いを強くしています。アリコジャパンのホームページからは「どうぞ、ご安心ください」という言葉が消えていました。

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2008年10月 3日 (金)

ウェルズ・ファーゴとワコビアが合併

NIKKEI NETに「米銀ウェルズ・ファーゴがワコビアと合併」という記事が出ていました。

米大手銀のウェルズ・ファーゴは3日、同ワコビアと合併することで合意したと発表した。事実上のワコビア救済で、先に発表した大手金融シティグループによるワコビア買収は白紙となったとみられる。

ウェルズ・ファーゴというのは、ウェルズさんとファーゴさんがサンフランシスコで創業した、カリフォルニアではとてもメジャーな地銀です。1990年代後半に経営危機に陥り、ミネソタ州のノーウエスト銀行に買収されるも、ブランド力のあるウェルズ・ファーゴという名前が残ったのだそうです。ウェルズ・ファーゴはスーパーマーケットにたくさん出店しており、デービスのSAFEWAYの中にも支店がありました。

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2008年10月 2日 (木)

自転車の防犯登録

自転車王国だったUCデービスには自転車の登録制度があり、お金を払ってキャンパスの自転車を登録することが義務づけられていました。しかし、自転車登録のステッカーなど見たこともないし、学生は誰もそんな制度のことなど気にしていないようでした。学生に一度自転車の登録はしなければならないのか?と尋ねたら、そんなことはしなくていいと大笑いされてしまいました。日本にも自転車の登録制度があるのは皆さんご存じの通りです。日本に来たばかりの留学生が自転車を買うということだったので、いっしょに自転車屋に行ってきました。店員さんが防犯登録(500円)はどうするか?と尋ねてきました。留学生の判断は「もし自転車が盗まれたらもう見つからないだろうし、それならしっかりしたカギを買った方がいい」ということだったので防犯登録はしませんでした。防犯登録は義務化されているらしいのですが、防犯登録をしたら自転車が盗まれた時に警察が捜索をしてくれるわけでもなく、やるだけ無駄だと思っています。自転車がなくなったら自己責任であきらめればいいことです。

店員さんに皆さん防犯登録はしてますか?とお尋ねしたら、意外にも90%はしているということでした。実は京都では防犯登録をしていない自転車を警察が見つけると、呼び止められて盗難車でないかを調べられることがとても多いらしく、防犯登録はしておいた方がいいのだそうです。しかし、これはおかしいのではないでしょうか?私たちは泥棒から自転車を守るためというよりも、警察から身を守るために500円も払って防犯登録をしなければならないことになるのです。こちらの記事によると、自転車の防犯登録を行っているのは、防犯協会連合会という交通安全協会と同じ警察OBの天下り機関らしいです。さらに、こちらの記事には自転車の防犯登録をしていなかったために、警察署に連れて行かれて長時間拘束されたと書かれています。日本の警察はろくでもないと思っていますが、それ以上に日本の社会を悪くしている諸悪の根源は公務員の天下りというシステムです。日本をよくするには公務員の天下りを例外なく全面禁止することが必要だと思っています。

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