微笑みの国のとんでもないヒミツ
「極楽タイ暮らし 「微笑みの国」のとんでもないヒミツ」(高野秀行著)という本を読みました。この本は、著者がチェンマイ大学で日本語の教師をしていたときの体験に基づいて書かれたもので、短期の旅行ではわからないタイ社会の裏話が描かれています。著者が実際に見聞きしたたくさんのエピソードから構成されているのですが、随所に出てくる女子学生のトークがおもしろいと思いました。例えば、日本にはゾウがいない理由について、クラスで最も成績が優秀な学生の答えがこれです。
「先生、わかりました。ゾウは山にいると危ないので、日本では、みんな捕まえて動物園に入れてしまったんですね。」
また、日本には(南の島を除いて)水牛はいませんが、
「水牛がいなくてどうやって日本では農業をしているのですか?」
という質問も微笑ましいです。しかし、こんなのもありました。30歳前で髪の薄くなった男に、
「ハゲ」「まぶしい」「そのうち鏡として使える」
ときつい冗談をぶちかましていたそうです。
ここで私も一つ、前回(2008年1月)のタイ訪問のエピソードを追加させていただきます。タイの東大、チュラロンコーン大学の修士課程で化学を専攻するスーパーエリートの女子学生の一人が卒業を控えて就職先がなかなか見つからないと嘆いていました。どんなところに就職したいのかと尋ねたところ、
「化粧品を売りた~い。」
はて?化粧品の会社で新製品の開発をするんじゃなくて、営業の仕事をするということ?と尋ねたところ、
「ショッピングセンターで売りた~い。」
はて?ショッピングセンターに自社の化粧品を売り込む営業ウーマンでもするのかなと思ったら、そうではなくて、
「サヤームパラゴンの化粧品売り場でお客さんにメークとかしてあげた~い。」
とのことでした。タイはやっぱり楽しいなあと思ったのでした。
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