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2008年8月21日 (木)

テヘランの風紀と警察

テヘランにはヘジャブをまじめにかぶっていないやる気のないイスラム教徒の女性が特に若い世代に大勢います。このような風紀の乱れに業を煮やしたイラン政府は街頭での女性の風紀違反の摘発に熱心です。テヘランの観光地やショッピングセンターには必ずと言っていいほど、警察のワンボックスカーが止まっています。車の窓に黄色い文字が書かれていたらたいてい女性の風紀違反を取り締まる車両なのだそうです。ヘジャブをまじめにかぶっていない女性をいきなり捕まえて警察に連行するのだとか。先日もテヘランのショッピングセンターのエレベーターに飛び乗ってきた女性がいましたが、警察に追われていたのだそうです。とはいえ、警察がどれだけ熱心に摘発を進めても、テヘランの若者の宗教離れは止まることはありません。警察の摘発も(あまりに数が多すぎて)見せしめ的なものにとどまっているように感じられます。

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2008年8月20日 (水)

イランとサラダ

海外旅行中はしばしば野菜不足になりますが、イランではその心配はありません。イランのレストランにはファストフードを含めて必ずと言っていいほどメニューにサラダがあります。サラダバーがあることもしばしばです。ピクニックに行ってもサラダは必ず出てきます。こんなにサラダを食べる国は世界中探してもないと思います。

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イランの物価

今回いちばん驚いたのは、イランの物価がとても上がっていることで、特にテヘランは高くなっています。テヘランの大衆的な食堂で2人でケバブを食べたら、130,000リアル(約1,300円)もしてびっくり仰天だったのですが、今時このくらいはごくありがちなのだそうです。イランと言えば、激安で旅行ができるバックパッカーの聖地のようなイメージがあったのですが、それも今は昔のことなのかもしれません。

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メロンと蜂蜜

昔インドネシアでドリアンとビールはいっしょに食べてはいけないと聞いていたのですが、あまりに暑くて飲まずにはいられなかったので、ドリアンを食べた後ビンタンビールをがぶのみしたら案の定やられました。これと同様、イランではメロンと蜂蜜の食べ合わせはよくないと言われています。こういったことは実体験をもって理解したいと思っているのですが、インドネシアでの苦い経験があるのでなかなか勇気がでません。ちなみに、メロンと蜂蜜も少しだけなら問題ないそうです。

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イランも親日

先月訪れたバングラデシュが親日国だったことは驚きだったのですが、イランも負けず劣らず親日国です。これにはイランのテレビで放映された「おしん」の影響もあるのだろうと思っています。とはいえ、先進国同盟の一員として欧米と共同歩調を取らざるをえないことも多い日本とイランの外交関係は年々厳しくなっているようにも感じられます。イランは近年ロシアとの関係を強めていますが、実はイラン人はロシアが嫌いなのだそうです。ロシアという国は個人的には好きなのですが、ここまで世界中で嫌われている国も珍しいのではないかと思っています。

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カメラ付き携帯電話

マシュハドはイスラームの聖地として世界的に知られています。ここにはハラム(ハラメ・モタッハル広場)という超巨大な宗教施設があって、イランだけでなくアラブ諸国からも多くの巡礼客が訪れています。昨晩ハラムに行ってみたのですが、とても美しいところで大感激でした。あまりの素晴らしさに(少しだけ)イスラム教徒になりたいと思ったほどです。この中にはとても充実した博物館もあるのですが、ハラムの入り口でカメラを預けさせられるため、写真は撮れませんでした。ペルシア語と英語で「撮影禁止」の表示もあちこちにあるのですが、イラン人は携帯のカメラでバシバシ撮影していました。この博物館の係員に尋ねてみたところ、携帯のカメラで撮影するのは全く構わないらしいです。ハラムの中でも携帯のカメラで撮影するのは特に問題なしのようでした。イランというのは最高に写真が撮りにくい国だったのですが、近頃はカメラ付き携帯電話の普及もあってだいぶん写真が撮りやすい雰囲気になっています。昨夜はカメラのないNOKIAのE61を持って行ってしまい、ハラムの写真が撮れませんでしたが、次回はカメラ付き携帯を持っていくつもりです。

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2008年8月19日 (火)

ピスタチオの林

マシュハドからおおよそ150kmくらい離れたトルクメニスタンとの国境近くにあるピスタチオの林に行って来ました。このあたりにあるのは世界で唯一のピスタチオの天然林なのだそうです。近隣の村人がピスタチオの木を切って薪を集めたり、家畜を放牧したりするので、営林署が監視しているようでした。それでも、家畜の糞がたくさん落ちていたので、放牧によってピスタチオの林の生育が阻害されているのだろうと思われます。ここではピスタチオの収穫作業が7月に終わったばかりということで、ピスタチオの実はほとんど残っていませんでした。わずかに残っていたピスタチオの実を生のままで食べてみたのですが、ふつうにおいしく食べられるというのは大発見でした。ピスタチオの天然林などという珍しいものを見ることができたというだけで、イランまで来た価値はあったと思っています。

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焼き肉パーティー

マシュハドで居候をしている家の屋上で焼き肉パーティーが開催されています。焼き肉と言っても、イランなのでケバブです。親戚の人たちも集まってきて、大きなパーティーになっています。イランはこれまで訪れた国の中ではいちばん人と人、特に家族や親戚との結びつきが強い国だと思います。こういうのが好きな人はぜひイランへ来て下さい。

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床屋に行った

物価の安い国に行くときはできるだけ散髪をすることにしています。日本でも激安の床屋が増えているので、海外で髪を切る必要性は下がっていますが、貧乏なので少しでも安い方がいいのです。このたび初めてイランで床屋に行ったのですが、20,000リアル(約200円)とかなりお得でした。イランの床屋は男女で完全に別れていますが、女性用の床屋(美容院)はわかりにくいところにあるそうです。

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イランは清潔

イランを旅行していてありがたいと思うのは、イラン人が日本人並に清潔好きだということです。この点は、インドやバングラデシュのような発展途上国とはおおいに違うところです。実際、イランでは一度もお腹をこわしたことがなく、いつも快適な旅行ができるのがうれしいです。ただし、ゴミをポイ捨てする習慣だけはどうしようもないみたいです。

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イランの英語

イランには観光客を含めてほとんど外国人はいないと思います。イランのビザは日本以外の国でも非常に取りにくくなっているそうで、こんなところへわざわざやって来る観光客はほとんどいません。そんなイランでやたらに目につくのは英語表記の看板です。そんなものは誰も必要としていないと思われるのですが、ありがたいことにかなりあります。ただし、英語がおかしいのは日本と同様で、目を覆いたくなるようなものがたくさんあります。例えば「welcome」については、「wel come」「well come」「wellcome」などといった様々な表記がある一方で、英語的に正しいと思われる「welcome」を見かけることはほとんどありません。一度間違った表記が広がると、決して直ることはないみたいです。日本でも「calender」はかなり頻出だったと思いますが、近頃ようやく目につかなくなってきました。よい傾向だと思ってます。

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2008年8月18日 (月)

マシュハドにて

マシュハドの郊外にピスタチオの林があるそうで、おもしろそうなので見に行きたいと思いました。ところが、イランではこんなものを見るにも営林署の許可が必要ということだったので、マシュハドにある営林署へ行って署長さんに面会してきました。緑のあふれたマーザンダラーンの営林署は木材生産が主目的でしたが、緑のないマシュハドではいかにして森林を再生するかが課題になっているということでした。ペルシア語は全然わからないのですが、にこにこしていたら見学の許可はもらえました。この後はマシュハドのプールに連れていってもらいました。イランは決して水に恵まれた国ではないのですが、最大水深が4mという広くて深いプールに、きれいな水がたっぷり入っていて気持ちがよかったです。イランの生活はとても快適だと思います。

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マシュハドに着きました

日曜日(2008年8月17日)は車でゴルガーンからマシュハドまで移動しました。途中ゴレスターン大学やゴレスターン国立公園の滝を見たりして、とても楽しい旅だったと思います。結局マシュハドに到着したのは夜11時くらいでした。マシュハドはとても宗教的かつ保守的な町で、女性がかぶるべきものをしっかりかぶっていることに驚いています。マシュハドに比べると、テヘランはかなり風紀が乱れていると思いました。実はマシュハドでも居候状態で、とても親切にしてもらっていてありがたいことなのですが、その代わりに居候には自由というものがありません。基本的に何も苦労はないのですが、次々に出てくる食べ物や飲み物を断るのがたいへんで、だいぶん疲れています。

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イラン鉄道紀行

土曜日(2008年8月16日)は、テヘランから列車でマザーンダラーン州のサーリーへ行きました。テヘランとサーリーを結ぶ路線は、アルボルズ山脈の断崖絶壁を抜けてカスピ海へと至るとても景色のよい路線です。イランの鉄道はドイツの技術で建設されているそうなのですが、こんなものを何十年も前に作ったのはすごいことです。列車はテヘランを定刻の8時半に発車して、サーリーにも定刻の15時半くらいに到着しました。雄大な景色に感動だったのですが、窓を開けて外を眺めていたら、たびたびくぐるトンネルの中で顔が真っ黒になってしまいました。前の車両の乗客が窓から捨てたゴミが顔に激突したのは痛かったです。サーリーにはお迎えの車が来ていて、この日はゴルガーンという町のホテルに泊まりました。

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テヘランの休日

金曜日(2008年8月15日)は、お茶屋さんが立ち並ぶダルバンドとパフラヴィー王家の夏の離宮だったサアダーバード宮殿博物館に行きました。金曜日はイランの日曜日なので、どこも人でいっぱいでした。この日は日本大使館の人やマーザンダラーン大学の先生に久しぶりに会うことができてとてもうれしかったです。しばらくイランから遠ざかっている間に、ずいぶん長い時間が経過していたことを感じてしまった一日でした。

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テヘラン大学

木曜日(2008年8月14日)は、前々から行きたいと思っていたテヘラン大学のメインキャンパスに行きました。ここは門の守衛さんが外国人を厳しくチェックしていて、これまでも入ることができなかったのですが、実は今回も入ることができませんでした。いっしょに行ったテヘラン大学の卒業生は、そのことを(事前に何度も言っておいたのに)わかってなくて時間を無駄にしてしまいました。イランではだいたいいつもこんな感じです。例えば、博物館に行くときにも事前に定休日の下調べなど絶対しないので、行ったら閉まってたということはよくあります。インシャアッラーです。この後、Karajというテヘランから30kmくらい西にあるテヘラン大学林学部へ行きました。こちらのキャンパスでは外国人のチェックなどしていないので、メインキャンパスだけが特別扱いのようです。イランの木曜日は日本の土曜日に相当するので、先生は誰もいなかったのですが、大学院生がキャンパスを案内してくれました。大学のそばのレストランでみんなでいっしょにケバブを食べてからテヘランへ戻り、今度はお休み中のテヘラン大学の先生の自宅に押しかけました。イランでは、下手に気を遣って行かなかったりすると、「なぜ来ないんだ」ということになるので行った方がいいです。この日の夜はテヘラン郊外のトーチャール山へ行きました。日曜日に相当する金曜日の前日ということもあって、ここは深夜まで大賑わいでした。

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2008年8月15日 (金)

親切は世界を巡る

水曜日(2008年8月13日)は、テヘランにあるアーブギーネ博物館(ガラスと陶器博物館)とゴレスターン宮殿に行きました。その後、イラン料理では最もポピュラーなケバブを食べて、チャイハネでお茶をしてきました。この日の夜は、大阪大学に留学していたという先生のところへ連れて行かれて、日本語でいろいろ話を聞かせてもらい、とても親切にしてもらえました。大阪大学の先生がとてもいい人で留学生の面倒をよくみていたようで、その先生の親切が巡ってきているということみたいです。こういうことはこれまで何度も経験したので、日本に来ている外国人には親切にしておいた方がいいと思います。

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イランのプリペイド携帯

イランに、なんと、Irancellというプリペイド携帯電話が出現していました。SIMカードのお値段は150,000リアル(約1,500円)でした。GPRSも使えて驚きなのですが、テヘラン郊外に行くと電波が不安定になってきます。GPRSの設定は以下のようになっています。こんなものを必要としている人がいるとは思えないのですが、この設定はSIMカードから自動的にコピーされなかったので、覚え書きとして残しておきます。

接続名:任意
データベアラ:パケット接続
アクセスポイント名:mtnirancell
ユーザ名:なし
パスワード確認:いいえ
パスワード:空白
認証:標準
ホームページ:なし

ネットワークタイプ:IPv4
電話機IPアドレス:自動
DNSアドレス:自動
プロキシサーバアドレス:10.131.29.138
プロキシポート番号:8080

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テヘランに着きました

火曜日(2008年8月12日)の夜にテヘランに着きました。驚いたことに空港のイミグレーションには誰一人係員がおらず、長い時間待たされてしまいました。しばらくして、係員がやってきてスムーズに通り抜けることができました。その後、ターンテーブルの荷物がなかなか出てこなくていらいらしていたのですが、最後の最後にスターアライアンスのプライオリティタグが付いた荷物が大量に出てきました。海外ではだいたいいつもこんなものです。空港にはテヘラン大学の卒業生が迎えに来てくれていて、結局この人の親戚の家に泊めてもらうことになり、実はその後もずっと居候状態です。これはとてもありがたいことなのですが、唯一の問題はいつも誰かとお話をしていなければならないので、メールを書いたりブログを書いたりといったことはなかなかできないのでした。

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2008年8月12日 (火)

これからイラン

トルコ航空のラウンジにはシャワーがあり、受付でタオル、石鹸、シャンプーなどをもらって使うことができました。イスラムの国とは思えないほどおいしいEFESビールはあるし、いまいちおいしくなかったですがワインもありました。とても快適な時間を過ごしていたのですが、そろそろ飛行機の出発なので搭乗ゲートに行かなければなりません。イランに着いたら携帯電話は音声のみだしインターネットはいまいち普及してない(しかも遅い)しでブログの更新は滞ると思います。日本語入力ができたり無線LANが使えたりノートパソコンを持ち込んで使えたりするインターネット屋も期待薄だろうなと思ってます。インターネットのない生活は本当につらいです。

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ハイスクール・ミュージカル2

テヘラン行きの飛行機の出発時間まで時間がありすぎるので、ハイスクール・ミュージカル2を観てました。アメリカにいたときに観たハイスクール・ミュージカルがおもしろかったので、いつか続きを観ようと思っていたのですが、ハイスクール・ミュージカル2もおもしろかったです。ディズニー・チャンネルは子供向けなのですが、決して子供だましではないところがすごいです。ヒロインのバネッサ・ハジェンズのスキャンダルでもう続きはないと言われていましたが、ハイスクール・ミュージカル3がこの秋に全米公開なのだそうです。とても楽しみです。

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飲んだくれ

トルコ航空のラウンジでは特にやることもないの、朝6時から酒浸りになっています。こんなことでいいのだろうか?と思わなくもないですが、日本はもうお昼なので問題ないはずです!酒のつまみにサラダを取ってきたのですが、トマトが腐ってました。トルコもいろいろな意味で万全ではないです。

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トルコ航空のラウンジ

イスタンブールのアタチュルク空港です。ここには何度も来ていますが、トルコ航空のラウンジを使うのは初めてです。スターアライアンスのおかげで便利になりました。このラウンジは飲み物、食べ物ともに充実していて、かなり居心地がいいです。トルコ航空は中東、中央アジア、旧ソ連諸国への路線が充実していることもあり、このラウンジもいろいろな人が利用しています。乗り継ぎの待ち時間が9時間もあってやたらに長いので、ラウンジが使えてよかったです!

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2008年8月11日 (月)

関西空港です

これからトルコ航空の飛行機でテヘランに行きます。トルコ航空がスターアライアンスに加盟したので、関西空港のANAのラウンジが使えるようになりました。時代も変わったなあとしみじみ思っています。イランは危険だと思っている人も多いみたいですが、アメリカやヨーロッパの大都市に比べると安全なところだろうと思ってます。もちろん、いつ何が起こるのかは誰にもわかりませんが、イランという国の治安や安全性に関しては楽観的です。バングラデシュと同じでイランの人々はとても優しいので、何かあっても助けてもらえそうな気がしているのでした。

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バングラデシュのジュート

バングラデシュでは車窓からしばしば背の高い植物が見えていましたが、これが同国を代表する商品作物であるジュートなのだそうです。「バングラデシュを知るための60章」(明石書店、大橋正明・村山真弓編著)という本には、この地域のジュートについて以下のように書かれています。

原産地がインド東部、中国南部とされるジュートの栽培が19世紀後半に東ベンガルで急速に拡大した。この理由として、熱帯の作物に適した自然条件に加え、稲に支えられた豊富な労働力、麻から繊維を取り出す際に必要な大量の水、水運で結ばれた商業流通のネットワークの存在が指摘できる。稲作より有利な価格が続き、ジュート原料および製品(麻布)び需要が拡大し、ベンガル産ジュートは世界市場を独占した。

残念ながら、現在では化学繊維などに代替されて、ジュートの需要は激減しているそうです。その一方で、バングラデシュのジュートを使ったバッグなどの製品が、フェアトレードの商品として日本でもたくさん販売されています。ご興味のある方は「バングラデシュ」「ジュート」といったキーワードで検索してみて下さい。

Jute
写真-1 バングラデシュのジュート畑です。

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ダッカのスラム街

バングラデシュではダッカのスラムを訪れたのですが、治安が悪いわけではなく、人々の表情に悲壮感が漂っているわけでもなく、キャンプをしているみたいでここの暮らしも楽しそうだなあと思いました。実際、ダッカに大勢いる路上生活者に比べると、スラムの暮らしはだいぶんましなのだそうです。とはいえ、いつ立ち退きを迫られるかわからないという不安は抱えているということでした。ここではスラムを巡回している移動歯科クリニックを見学していたのですが、時間が余分にあったので、スラムの中にある商店でお菓子をたくさん買い込んで子供たちに配りました。こんなことでも小さな貢献にはなったと思います。

Slum1
写真-1 池(水たまり?)の周囲に広がるスラム

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写真-2 スラムの路地

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写真-3 スラムの商店

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写真-4 洗濯場でしょうか?

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写真-5 スラムにゲーセンが!スラムの生活は意外に楽しそうです。

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ナンバープレートの謎

バングラデシュで不思議に思ったのは、バスのナンバープレートの数字(lincense number)が手書きであることです。これなら好きな数字が書けますよね。こんなんでいいのでしょうかね?謎!

Licenseplate1
写真-1 バングラデシュのバスです。

Licenseplate2
写真-2 どう見ても手書きなんですが...。

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2008年8月10日 (日)

相対的な幸せ

バングラデシュの首都ダッカの路上には物乞いやゴミ拾いで生計を立てているような貧しい人がたくさんいます。そういう人たちが道端で料理を作っていたので、どんなものを食べているのか見せてもらったのですが、あまりおいしそうではありませんでした。今日も99円ショップで買ってきた薄っぺらい餃子を食べているのですが、こんなにまともな食べ物が食べられる日本人はたとえ貧乏でも恵まれていると思いました。幸せとはやはり相対的なものなのだと思っています。

Banglafood1
写真-1 何やら道端でお料理中です。

Banglafood2
写真-2 ふたを開けてもらったらこんな食べ物でした。

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2008年8月 9日 (土)

海外安全ホームページ

外務省の海外安全ホームページでは、バングラデシュ全土に「渡航の是非を検討してください。」という強い警告が出ています。ところが、バングラデシュでは誰にきいても「今はきわめて安全な状況」というお答えでした。海外安全ホームページの出す危険度は日本の旅行者や旅行業界に大きな影響力を持っているので、このような不正確な情報を出すと日本とバングラデシュの両国民にとってたいへん迷惑です。バングラデシュの「渡航の是非を検討してください。」は今すぐ「食べ物に十分注意して下さい。」に変更した方がいいと思います。

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KACツーリストが閉鎖?

北朝鮮ツアーを主催していたKACツーリストのホームページが消えたので、どうなったんだろうと調べていたのですが、7月に閉鎖になったという情報が流れています。理由はわかりませんが、お客さんが少なすぎたからかもしれません。今秋、北朝鮮に松茸を食べに行こうと思っていたのですが、ちょっと行きにくくなってしまいました。

Pyongyang1
写真-1 平壌の遊園地です。電力不足で営業してませんでした。

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写真-2 交通整理をする街角の女性警官です。採用試験は容姿のみだろうと思われました。

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写真-3 平壌のホテルの客室にあったカレンダーです。

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写真-4 平壌の空港です。高麗航空の飛行機が並んでいます。

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ルーブル美術館展

先月は神戸市立博物館まで遠出して「ルーブル美術館展」も見てきました。これまでルーブル美術館には4、5回行ったことがあり、今さらという感じもしたのですが、京大生協で割引券が売られていたので、とりあえず行ってみることにしました。ルーブル美術館はあまりに巨大なので、毎回途中で疲れ果ててしまい、展示物すべてをまじめに見たことは一度たりともありません。ここに来るたびに、無用にでかすぎた戦艦大和のことを思い出してしまいます。もうちょっと見たいな~と思わせる「ルーブル美術館展」くらいがちょうどいいです。

Louvre1
写真-1 「ルーブル美術館展」の図録です。

Louvre2
写真-2 マリー・アントワネットの旅行鞄が興味深かったです。

Louvre5
写真-3 本物のルーブル美術館です。美術館の適正サイズを明らかに超えています。

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写真-4 本物のルーブル美術館にあるサモトラケのニケです。

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芸術都市 パリの100年展

東京国立博物館の近くにある東京都美術館で「芸術都市 パリの100年展」というのをやっていたので、ついでに見てきたのですが、こちらは全然おもしろくなかったです。こんな安っぽい寄せ集めの展示は、たとえパリマニアであっても楽しめないのではないかと思います。パリにはもう3年も行っておらず、近頃はどうなってるのかな~と思ってます。

Tokyomuseum4
写真-1 東京都美術館です。

Tokyomuseum2
写真-2 「芸術都市 パリの100年展」の図録です。

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2008年8月 8日 (金)

東京国立博物館

もうだいぶん前のような気がしていますが、先月ODA民間モニターの説明会で東京へ行った帰りに初めて東京国立博物館というところへ行ってきました。日本を代表する博物館というだけあって、素晴らしいところだったと思います。海外の有名な博物館や美術館はたいてい行っていると思うのですが、日本国内のものは全然行ったことがなかったのでした。「フランスが夢見た日本―陶器に写した北斎、広重」という特別展を見るのが目的だったのですが、本館や東洋館の常設展もとてもよいものでした。時間が十分になくて、全部見ることができなかったので、またいつか行きたいと思っています。

Tokyomuseum1
写真-1 特別展「フランスが夢見た日本―陶器に写した北斎、広重」の図録です。

Tokyomuseum3
写真-2 東洋館です。

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写真-2 東洋館にあったイランの美術品(その1)

Iranart2
写真-3 東洋館にあったイランの美術品(その2)

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グラミン銀行とフィールドワーク

グラミン銀行がどのようにして生まれたのかについて、バングラデシュでもらった資料の中に書かれていました。チッタゴン大学経済学部のムハマド・ユヌス教授が大学の近くにある村を訪れたときのストーリーです。

I was shocked to discover a woman borrowing US$0.25 with the condition that the lender will have the exclusive right to buy all she produces at the price the lender decides! I decided to make a list of the victims of this money-lending "business" in the village next door to our campus. When my list was done it had the names of 42 victims. Total amount they borrowed was US$27! I could not think of anything better than offering this US$27 from my own pocket to get the victims out of the clutches of the moneylenders.

ユヌス教授がしたことはたったこれだけなのですが、高度な経済学の理論をもってしても救えなかった貧困に苦しむ人たちが、いとも簡単にアリ地獄のような世界から脱出することができました。ユヌス教授は功績が認められてノーベル平和賞を受賞したわけですが、ノーベル経済学賞でもいいんじゃないのと思ってます。大学の中には数式がたくさん出てくる難しい理論を教えている人たちがいますが、そういうのはよくわからないし、わかりたいとも思ってないです。そんなことをするよりも、ちょっと外をお散歩しているだけで、思わぬ問題があることを発見したりその解決法がわかったりするのがおもしろいです。ちなみに、こういうのはフィールドワークと呼ばれていて、いちばん楽しい研究の方法ではないかと思ってます。

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イランのビザ

イランのビザが取れて大喜びしています。今回は東京のイラン大使館までビザの申請に行ったりしたのでたいへんでした。イランは明らかにコネ社会です。イラン社会ではどれだけ力のあるコネを持っているかで、その人の実力が決まるとも言えるでしょう。今回のビザの取得では東京に住むとても親切なイラン人にお世話になってとても感謝しています。私個人の力では絶対にビザは取れませんでした。さて、イランの抱える問題はアメリカと仲が悪いことに尽きるのですが、アメリカもイランも実は似たもの同士で、お互いに意地を張っているだけではないかと感じています。個人的にはアメリカもイランも同じくらい大好きです!

Iranianvisa
写真-1 やっと手に入ったイランのビザです。

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Made in Bangladesh

バングラデシュは縫製産業が盛んな国で、ユニクロが商品の調達先の一部を中国からバングラデシュに変更したことが話題になっています。そんなことは露知らず、この前カリフォルニアのDixon(デービスのお隣)にあるウォルマートで買ったシャツがバングラデシュ製だったことに帰国してから気づきました。このシャツの品質はとてもよくて、お値段も7ドル台と安かったのでいい買い物をしたと思っています。このシャツを今回バングラデシュに持って行ったのですが、これによってバングラデシュ->カリフォルニア->日本->バングラデシュという経路で里帰りをしたことになります。経済がグローバル化するというのはこういうことなのかもしれないですね。

Shirt
写真-1 とても品質のよいバングラデシュ製のシャツです。

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2008年8月 7日 (木)

バングラデシュの檳榔

バングラデシュの市場で売られていた写真-1のような葉っぱが何なのか気になったので尋ねてみました。すると、とても親切なバングラデシュ人が写真-2のようなものを持ってきてくれて、盛んに口に入れろと催促してきます。こんなものを食べてお腹をこわしたらたいへんなので、にこにこ笑ってその場はごまかしていました。しかし、口に入れなかったので、非常に残念そうな顔をされてしまい、たいへん申し訳なかったです。後で通訳のバングラデシュ人に尋ねたところ、これは檳榔(ビンロウ)なのだそうです。そう言えば、車窓から台湾でしばしば見かける檳榔の木らしきものが見えていました。檳榔は一度やってみたいと思っているのですが、口の中が真っ赤になるという話を聞くと怖くて勇気が出ないですね。

Binrou1
写真-1 市場で見つけた謎の葉っぱです。

Binrou2
写真-2 葉っぱの用途は檳榔でした。

Binrou3
写真-3 車窓から檳榔の木が見えてました。

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2008年8月 6日 (水)

バングラデシュはレンガ王国

バングラデシュでしばしば目にするおもしろいものにレンガ工場というのがあります。バングラデシュは大河の河口部に位置する国で、川に行っても石が取れないので、その代わりにレンガが使われているのです。建築資材の砂利の代わりにレンガを砕いて使っているというのは驚きでした。

Brick1
写真-1 高い煙突があるのでわかりやすいレンガ工場です。

Brick2
写真-2 女性がレンガを砕いています。レンガを砕く機械も使われているそうです。

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Struggling Members Programme

グラミン銀行は組織が巨大化して普通の銀行に近づきつつあると感じるのですが、路上の物乞い(disabled, blind, and retarded people, as well as old people with ill health)に無金利で融資をする「Struggling Members Programme」というユニークなプログラムも提供しており、既存の銀行とは確かに差別化されています。このプログラムがどういうものなのかというと、以下のようなものです。

1) Existing rules of Grameen Bank do not apply to beggar members; they make up their own rules.

2) All loans are interest-free. Loans can be for very long term, to make repayment instalments very small. For example, for a loan to buy a quilt or mosquito-net, or an umbrella, many borrowers are paying Tk 2.00 (3.4 cents US) per week.

3) Beggar members are covered under life insurance and loan insurance programmes without paying any cost.

4) Groups and centres are encouraged to become patrons of the beggar members.

5) Each member receives an identity badge with Grameen Bank logo. She can display this as she goes about her daily life, to let everybody know that she is a Grameen Bank member and this national instiution stands behind her.

6) Members are not required to give up begging, but are encouraged to take up an additional income-generating activity like selling popular consumer items door to door, or at the place of begging.

このプログラムには約100,000人の物乞いがこれまでに参加しており、1.05億タカの貸し出しのうち0.72億タカが返済されているということです。

バングラデシュの大使館で発してみた「路上で物乞いをしている身体障害者に対して、政府あるいはNGOのレベルでどのような支援が行われているのですか?」という質問には、この道の専門家であるJICAの人までもが沈黙していたので、その答えは未だによくわからないのですが、おおよそ、政府は有効な対策を取っていない、NGOが細々と支援している、グラミン銀行が無利子で融資を行っているということはわかってきました。

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アメリカからエアメール

アメリカに住んでいたときの大家さんからお手紙が来ていたのですが、冒頭に「Greetings for the New Year 2008」と書かれていました。何で今頃と不思議に思ったのですが、手紙の日付が2008年1月になっており、なんと半年以上が過ぎた今頃になって届いているのです。日本の郵便屋さんはしっかりしているので、たぶん、というか間違いなくUSPSの問題だろうと思いました。アメリカ恐るべしだなあと今さらですが驚いています。

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バングラデシュのおいしい日本食

バングラデシュでは毎日高級レストランでのお食事だったので、大喜びでたくさん食べていました。ふだん、99円ショップの食べ物しか食べていないので落差が大きかったです。今日もバングラデシュで食べたおいしいものを思い出しながら、99円ショップで買った具のとても少ない餃子を食べていました。バングラデシュで高級レストランばかり使っていたのは贅沢をしていたというわけではなく、ODA民間モニターの中から病気や下痢になる人が出たらたいへんな事態になるので、現地の大使館の人が慎重にレストランを選んでくれていたみたいです。バングラデシュの衛生状態は相当悪いみたいなのですが、おかげで一度もお腹をこわすことがなく旅行を終えることができました。バングラデシュでは大使主催の晩餐会というものがあって、久しぶりにおいしい日本食を食べて大喜びでした。ツアーの参加者の中には「たいしたことなかったね」と言っている人もいましたが、私的にはこんなおいしいものが毎日食べられるならやっぱり大使になりた~いと思ってしまったのでした。

Embassy1
写真-1 何やら豪華な雰囲気のテーブルです。

Embassy2_2
写真-2 ワインもおいしかったと思います。

Embassy3
写真-3 どんなものが出てくるのかと思っていたのですが、意外にもバイキング(all-you-can-eat)でした。

Embassy4
写真-4 おそばがおいしかったです。こんなおいしいものはもう当分食べられないかも。(貧乏なので。)

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